よくあるご質問

こちらではよくあるご質問にお答え致します。

Q 01 矯正治療は何歳から始めるのが適切なの?

 適切な時期というのはありますが、いつでなければいけないということはありません。個人差がありますが、一般的には 6歳頃をピークとして、先ず上顎が成長します。そのあと、思春期成長(女子11歳、男子13歳頃)とともに下顎の成長が 起こります。そして、永久歯が全部きれいに生えそろうことによって、はじめて歯並びが安定します。この成長の段階で、 何かの障害で歯並びが安定しないと予測されるときが、最適な矯正治療を始める時期です。


【乳歯のころ】

  乳児

 この時期は、悪習癖による乳歯の咬合異常を予防する矯正が一般的です。 私は30年の臨床経験の中で「乳歯は永久歯が生える為の最良の保隙装置(すき間を確保する装置)」だ、とつくづく感じています。 即ち「乳歯を虫歯にしないこと」です。


 でも、もし虫歯になってしまったらできるだけ早く治すこと。それができず、早期に抜かざるをえなかったら、 保隙装置(歯を抜いた隙間を確保する装置)を入れることです。それも不可能で多数の乳歯を失ったら「こども用の入れ歯」を入れます。


 指しゃぶり、おしゃぶり、チューチュータオル、爪を噛む癖、鉛筆かじり等をいつまでも続けていると、 歯並びに悪い影響を与えます。また、アレルギー性鼻炎等が原因で鼻呼吸が出来ず、口呼吸をしていると噛み合わせは決して安定しません。

 これを予防することを予防矯正と言います。


【3歳から5歳のころ】

  3-5歳

 この時期によく見かける障害は、乳歯の反対咬合です。せっかく上顎が成長のスパートする時期を 迎えようとしているのに、下顎の歯に押さえられてしまっているので伸びることができないのです。この障害を外しバランスを保つ 治療をします。この時期の治療を抑制矯正と言います。


【6歳から10歳のころ】

  6-10歳

 数本の歯だけを動かし、永久歯が生えてくる場所を確保する矯正治療です。一般的には、 8歳から9歳頃に生えてくる、上顎の左右側の中切歯と側切歯の4本を正しく並べる為の矯正治療です。 整列するときに一番前の人が正しい位置にいてくれないと、後続の人たちも正しく並べません。それと同じ理由です。 これを限局矯正と言います。


【11、12歳以上】

  11-12歳

 すべての永久歯が生えそろった段階で、これらの歯列をきれいに整えます。これを永久歯矯正治療 (※治療ケース参照)と言います。

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Q 02 矯正治療は何の為にするの?

1 美しい顔 … 健康で調和の取れた美しい顔の成長発育を促すため。
2 良く咬める … お食事を美味しく味わうため。
3 予防 … 顎の骨や咬み合せのバランスが阻害されない様に正しい方向に導くため。

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Q 03 矯正治療で歯を抜く必要があるの?

【抜く必要がない場合】
 横顔が整っていて、顎の大きさと歯の大きさのバランスが良い時。


【抜く必要がある場合】
 横顔が美しくなく、顎の大きさと歯の大きさのバランスが悪い時。(例えば三人がけの椅子にお相撲さん3人は座れませんが 二人なら座れます。このように狭い歯ぐきに大きな歯が生えると、はみ出してしまいます。この時は歯並びを整えます。)


相撲画像

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Q 04 矯正治療は痛くないの?

【痛くない場合】

痛くない
 園児や小学生は痛みに順応しやすいので、痛く感じないことが多いです。


【痛い場合】

痛い
 多少の個人差はありますが、一般的に年齢が高くなるほど少々の痛みを伴うこともあります。

いつ痛い?

1 治療を受けた時から2日から3日、特にお食事をする時。

 動き始めた歯が急に咬み合わせることによって元あった場所に引き戻されるからです。慣れないうちは 柔らかい物を召し上がって下さい。


2 就寝時。

 日中は多少痛みがあっても気が紛れますが、就寝頃になると痛みが気になり寝付きにくいことがあります。 装置を入れたばかりの時は特に気になります。

 仰っていただければ装置の力を緩めるか鎮痛剤を処方致します。

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Q 05 矯正装置は目立ちますか?

【自分で着脱する装置(家に帰ってから使う装置)※ヘッドギアなど】
 …外出時には外すので目立ちません。

ヘッドギア画像


【自分で着脱できない装置(歯に接着する装置)※1拡大装置など】
 …歯の内側に装着の場合、目立ちません。

 上下の顎の幅を広げたり維持したりする必要があると診断した場合に装着します。 表からは全く見えませんが繊維性の食物は引っ掛かり易いです。


拡大装置画像


 …歯の外側に透明なブラケット(矯正装置)※2を接着する場合、目立ちません。

 装着された時は気になりますが、暫くすると『目立つかな』と心配していたこともすっかり忘れてしまいます。

 御自分が装着してみると分かりますが、あなたの周りには意外と多くの方々が矯正治療している事に気付きます。


マルチブラケット装置画像

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Q 06 矯正にかかる費用はどれくらいですか?

 矯正にかかる治療費は、治療内容、期間等に個人差がありますが、目安としては、一般矯正で1年から2年間治療したとすると、 40万円から100万円前後、小児矯正は半年から1年間の治療期間で、20万円から30万円前後です。

初診料:無料
検査分析料:55,000 円
装置料:400,000から800,000 円(但し学生割引あり)

※小児矯正した場合で、そのまま永久歯の治療に移行するケースでは、永久歯矯正の装置料から小児矯正で支払われた装置料を 差し引かせていただきます。

調節料月額5,000 円(月に3回から4回予約)

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Q 07 矯正費用のお支払いはどのような方法がありますか?

 当院はご都合によるお支払いのご相談も承っておりますので、一括支払いの他、分割払いも可能です。

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Q 08 矯正歯科を選ぶポイントはどんな点ですか?

1 矯正歯科の分野に特化した歯科医師であること。
2 美容外科矯正に長い実績を持っていること。
3 患者に対して都合のいいことばかり言わないこと。
4 治療や外科手術が出来る大学病院と密接な連携が取れること。


当院は、このすべてを満たしておりますので、安心して治療を受けることができます。

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Q 09 あごを切って矯正治療をすると言われたのですが?

 特に上下の顎の大きなズレがある場合には、矯正治療に外科的手術を含めた治療が必要となります。このような不正咬合の方は、 あごを切って、顔全体のバランスを整えていく必要があります。これは、一般的矯正治療では矯正しきれない場合の治療法です。

 先ず頭に対して、不釣り合いの原因が上顎なのか下顎なのかを審査します。原因を追究し究明し矯正治療だけでは、充分でない場合、 歯科大学の口腔外科と連携して治療計画を立て、協力しながら治療を進めて行きます。治療後は口元が、劇的に綺麗で美しく整いますので、 素晴らしい笑顔と咬み合わせを獲得することでしょう。これは、外科手術も含む矯正治療の最大のメリットです。

 ただし、この治療法に関してもリスクはありますので、矯正治療や外科手術を受ける前に、説明を十分にご理解いただき、 納得した上で受診いただくことをお願いしています。

 尚、当院は指定自立支援医療機関(更生医療及び育成医療)に指定されているので、唇顎口蓋裂など、厚生労働大臣が定める疾患※に 起因した咬合異常の治療を保健診療で行います。


※Q11をご覧下さい。

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Q 10 診療の待ち時間は長いですか?

 当院は、完全予約制になっておりますので、基本的に待ち時間はございません。
ただし、急に歯が痛くなったなど、緊急で治療を受けたい患者さんは、ご予約頂かなくても治療いたしますのでご安心ください。

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Q 11 矯正歯科治療に健康保険は効くのですか?

 厚生労働大臣が定める疾患(唇顎口蓋裂、第一・第二鰓弓症候群、鎖骨頭蓋異骨症、Crouzon症候群、Treacher-Colins症候群、 Pierre Robin症候群、Douwn症候群、ロンベルグ症候群、先天性ミオパチー、顔面半側肥大症、エリス・ヴェン・クレベルド症候群、 軟骨形成不全症、外胚葉異形成症、神経線維腫症、基底細胞母斑症候群、ヌーナン症候群、マルファン症候群、プラダーウィリー症候群、 顔面裂)に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療や顎変形症(あごの骨の離断等の手術を必要とする症例に限る)の手術前後の矯正歯科治療 については、指定を受けた医療機関では健康保険が適用されます。当院は、指定を受けた医療機関ですので、前記の疾患は保険診療が効きます。
しかし、厚生労働大臣が定める疾患や顎変形症に該当しない不正咬合の矯正歯科治療に関しては、健康保険適用外いわゆる「自由診療」となります。

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TEL:03-5273-8841 診療時間

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